湯田温泉ユウベルホテル松政&中原中也記念館
先日、所用で人生で初めて山口県に泊まる機会がありました。
とはいえ、自由になる時間は12時間ほど。
私的大満喫short tripしてきました。
まずは夕方、湯田温泉ユウベルホテル松政へ、宴会場があるような大きくかつ歴史あるホテルでありながら、一階には一風堂というあまり見かけないスタイル。
雨の中、お着物姿の方が出迎えてくださったのですが、エンジンを切った後に、窓を閉め忘れに気がつき、再度エンジンをかけて、窓を閉めるも、今度はエンジンがきれず…
。
その間ずっと横で待機されますます気が焦り、最後はキャリーバックを忘れました。
しかしもうとても言い出せず、お部屋に入ってから車まで取りに戻りました…。
暖かいお迎えはありがたいですが、スマートに行動できないとプレッシャーにもなりますよね。
お部屋はこれぞ温泉旅館!というスタイル。
よく考えればこのタイプのお部屋に1人で泊まるのは初めて。
一人旅にはなれた私ですが家族や友人との過去旅行が思い出されてしんみりした気持ちに…。
気を取り直し、ご飯を食べに外に出ます。
相変わらずの雨なので近場のコンビニで済ませようかと歩いていると『長州屋』の文字。
瓦焼きそばなどご当地グルメとお土産のお店に誘われるように入り、山口といえば、のフグなどをいただきました。
気のきく店員さん達がテキパキ働く気持ちの良いお店でした。
スーツケースを回収しながらお部屋に戻ります。
ユウベルホテル松政さんは大浴場がとっても素敵とは聞いていたものの、翌日も人と会う予定があったため、大事をとって貸し切り風呂を予約しました。
同時に入浴する方達がどの程度マナーを守るかは自分ではコントロールできないですからね。
私が利用した1の湯は1人から3人用でお値段2200円。
癖のないお湯を広々独占できました。
翌朝、開店時間ぴったりを狙って中原中也記念館へ。
生家があった場所に建てられたモダンな建築を見るだけでテンションがあがります。
しかもエントランスへと続くアプローチには中原中也の詩が飾られています。
実は、中原中也の詩は、教科書で知るのみ。しかも当時の印象は『鼻につく』であまり期待はしていなかったのですが、中也直筆の手紙を読むうち、彼の子供でお茶目で潔癖な性格が可愛く思えてくるのです。
たくさんの友人に宛てた手紙が展示されているのですが、相手によって態度が全く違うのに、どの手紙にも『甘え』が見え隠れします。
中也は友人達のことが好きで好きで仕方がなかったんだな、可愛い奴め、とまんまとファンになって記念館を後にしました。
実は山口情報芸術センターの特別企画、坂本龍一さんの音楽を使ったインスタレーションにも行きたかったのですが、新山口駅発着ということで、山口駅方面による時間がなく、残念でした。
短い時間で大満足の山口short tripでした🐡